2012.04.30

油断ならないTailpiece/おがきちか Landreaall

GW前半、現在進行形で臥せっております。風邪が昨夕から今朝にかけてピークだった模様で、何もできないのをいいことに長編マンガの再読に勤しんでおりました。新作を読むのはまた今度、それはそれで集中力を使うので。

Landreaall(ランドリオール) 19巻 おがきちか 一迅社

1月発売の最新刊。何度か取り上げています。この作品、至るところに伏線が張ってあるので油断なりません。何気ないセリフや仕草が後の大きな物語のうねりに組み込まれることがしばしばあって、しかも気付いた時に原典を探し出すのが大変です。今回、隠し植物室でお馴染みウィフテッド教授の奥方・ロクサーヌの名もどこかで見たような見なかったような。槍試合の上手いワイアット、パーヴェルも、スピンドル事件の時に名前は出てるんですよね。もともと超越した主人公一人が活躍する物語より、登場人物全員の個性が映える群像劇が好きなので、このようにサブキャラまでが大事にされていると分かる作品は総じて好きです。そして ”Tailpeice”と題されたおまけマンガが只のおまけではなく、伏線や物語の解釈で必要な背景を過不足なく教えてくれるのが用意周到過ぎます。
   
面白い作品の骨格=世界観を構築するのも才能ですが、マンガは小説と異なり、多くは長期の連載の末に完結するという製作過程を取らざるを得ないため、物語を紡いでゆく上でそれは緻密な気配りを必要とするであろうと考えます。物語を緻密に作り込めばそれだけ矛盾を孕む可能性は高まるでしょうし、伏線を回収し損なっても、単行本書き下ろしという体裁を取れる小説とは違って連載作品は修正が利きません。連載時に気付けば単行本化までに可能なこともあるのでしょうが。ああ、その役目がTailpieceなんでしょうか。

いずれにせよ、ここまで緻密に物語を進めることができるのは、おがき先生自身がよほどこの作品を愛して過去の記載を血肉としているか、余程のブレーンが読み込んでサポートしているのではないかと思います。今のところ、読む気が削がれるような致命的な矛盾は私にはわからず、とことん読み込んで楽しめる作品として味わい尽くしております。一言で説明すると『カッコイイ王子とお姫様が大活躍するファンタジー冒険奇譚』とありきたりで見過ごされがちなのかも知れませんが、 読者をティーン女子向けだけに留めない骨太な物語、シャープな殺陣の描写、画力もあり、そして女の子は可愛く(これ重要)、総合力では大流行りしたハガレンをも凌いでいると思うのです。事象と心象を重層的に読ませる、少女マンガ家独特の文脈と構成力。だから深い。(ハガレンのマンガは私も大好きですが)各マンガ賞の選考委員の皆様にはもっと気付いて欲しいですね。

メインタイトルの頭文字に絵柄がかぶって読めません。大胆過ぎる構図。

これまで限定版・ドラマCDの類には手を出していませんが、またそれぞれに重要な小ネタがあるんやろなあ…主題に影響はないだろうと思いつつ、気にはなりますね。今度作者がサイン会で来阪するようで、勢いで買ってしまいそうです。

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2012.03.31

年度末

Coffeedrip_4

国語が苦手だから、というわけでもないですが「コレ専用に使うアレがないねん」とか代名詞を連発しつつコーヒーを入れてくれる娘。ハリオのペーパーフィルターは、よくある形のフィルターと違い円錐形なのでそう言ったわけですが、読書は好きなのに頭はどうやら理系向きのようです。でも算数は苦手って一体どうしろと。自身もブラックコーヒー好き、春から5年生です。

Letter

年度末が私達の結婚記念日なのですが、多忙なこの日に式を挙げたのは各方面に迷惑をかけたことと今更ながら思います。特に予算も無いので成城石井でゲットしたテーブルワインにてお祝い。子供らが寝てから冷蔵庫に取りに行くと、何やら扉に手紙が貼り付けてあり、開けてみると娘からのグリーティングカードでした。ちょっとしたことですが嬉しいものです。

Hos

4月から職場の所属部署が変わります。これまでの専門性から全く外れるわけではないものの、基本は管理職で現場からやや遠ざかります。当直や休日呼び出しはなくなるため、肉体的な限界を痛切に感じていた身としては助かるのですが、一抹の寂しさを感じながらの新年度。これまでも職場が変わった暫く後に体調を崩すことが多かったため、心乱れぬようマイペースを心がけたいです。

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2012.03.20

法事に日常茶飯事に

 あまり関連もないですが、先週末のネタを連々と。

 祖母は明治45年の元旦生まれ。日本女性の平均寿命を越え天寿を全うしたのですが、今年は七回忌にあたり、実家で法要がありました。お世話になっている住職は齢82歳、膝を痛めて正座はできないものの、まだまだ現役で檀家廻りをしておられます。実家にも付き命日ごとに来ていただいているとのこと。これまでも事あるごとに、その読経の声を聞いていたのですが。
7th
 今回、改めてその響きが独特であることに気付きました。朗々と謳い上げるような美声ではなく、むしろ潰れて掠れたような声を基調に、どこが音を立てているのか、風鳴りのような高い音を時に交え、さながらホーミーのような響きです。聴き惚れているうちに小一時間が過ぎ、正座の足の痺れも気になりませんでした(笑)。
 世の中には正に音楽のような読経も存在するようですが、そこまであざとく聴かせるための発声とも思えず。おそらく年輪のように時間をかけて練られた発声なのだろうと感じました。直接伺うことはできなかったものの、一朝一夕で真似できるものではないでしょう。高齢でいらっしゃいますが実家が今しばらくお世話になると思われ、次の機会が楽しみです。
 … … …
 奈良から法事に来ていた姪っ子姉妹は相変わらず銀魂’好き。3月で終了と聞き殊更残念がっていたのですが、お姉ちゃんの方が以前貸してあげた小玉ユキの単行本を面白がっていたので、代わりに「坂道のアポロン」アニメ化を勧めておきました。菅野よう子の名前くらいは知っていたようです。しかし去年の今頃は「大学に行ったらコスプレしたい」とか言っていたのですが、それほど濃い趣味には至っていない模様。忙しそうやからなぁ。
 … … …
 運動会その他イベントで使用する、便利な高倍率ズームのデジカメをそろそろ新調したくて、使用頻度が減っているデジカメ三台を某ネットオークションに出品したところ、買い値の半額くらいで売れました。いずれも元が中古なので、まずまずの成績です。これに一万円ほど上乗せして、AFと暗所撮影と動画に強いこれを買う予定。
Auction_3
 今回の発送先が面白くて、埼玉・沖縄・そして神戸のホテル(宿泊先)とバリエーションに富んでいました。遠方なら北海道にも発送したことが過去にありますが、日時指定で宿泊先ホテルを言ってきたのは初めてでした。旅先で使うつもりなのでしょうか、メモリーカードは出品物の中に入っていないので少々心配だったり。
 出品したどのカメラも愛着はあるものの、ドライボックスで眠るがままでは機械として旬な時期を逃すことになります。使ってもらってこその道具、もらわれた先での活躍を祈りつつ発送しました。いい写真を撮ってもらってな~
 

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2012.02.07

雪上フリーダム

昨秋、喜寿を迎えた父は現役のスキーヤーで、同世代の諸先輩方と毎シーズン、安比(あっぴ)高原とかニセコとか行っていて羨ましい限り。私は仕事柄冬場が多忙なこともあり、結婚してからは先々シーズンの家族スキーが本当に久しぶりで、それからは短いながらも毎シーズン雪の上に立っております。せっかくなので今年は爺と孫を一緒に滑らせてやろうと思いました。爺=親父と私が同じゲレンデに立つのは恐らく二十数年振り、学生の頃以来です。

行き先は岐阜・ダイナランドに設定。高速を降りてからが近いこともあり、びわ湖バレイと同じくらいの時間で到着できると踏んだのですが、今シーズンは暖冬予想がまさかの豪雪で、飛騨高山のあたりは路面凍結もあり若干ヤバい状態でした。ウイークデー金曜の出発であったことが幸いして思ったより早く到着したものの、ゲレンデに立てたのは午後三時。足慣らしがてら数本滑って初日は終了しました。吹雪いてはいませんが間断なく降雪し、油断して前髪を出していた娘はこんな感じに。
P1

流石に雪量は豊富でしたが、親父曰く「こんな重い雪で滑るのは久しぶりや。」→なんて贅沢なことを言う!しかし、この年でもスキーの腕前ならぬ足前は見事なものです。20年前から遜色ありません。続けるって大事ですね。

二日目も同様の雪模様。まあ雪が無いとイヤなので2月のこの時期を選んだのだから文句は言えません。リフトで移動中、手袋の上に雪の結晶が見えました(^^
Snow

休憩所で、最近増殖しているらしい痛板(いたいた)を発見。流石に目立ちます。まあ、スノボの元・日本代表からして今やこんな感じなので珍しくもないのかも知れません。
Ita

3日目はおかげで晴天に恵まれました。いやあ流石に気持ちが良い(^^ 雪の上に立つとホント開放された気分になります。地上にいるよりも自由度が高いというか、どこへだって行ける感じというか。ベルベットのような新雪の白さもまぶしく、現実を忘れる瞬間です。
Snow2

家族スキーだと私は専ら飛ばし屋の息子(小1)を抑える役に回ります。ボーゲン崩れのハの字でスッ飛んで行かれると直滑降でも追いつくのがやっと、という感じですが、ぶつかって人様に迷惑をかけてはいけないので必死です。具体的には後ろから抱えて持ち上げて方向転換→安全な方向に向けてリリース、という作業を滑りながら繰り返します。それでもある程度よけて曲がることは覚えてくれたようで、今回は爺に急斜面での横滑りテクニックを教わったりしていました。つまり急斜面で滑る気満々です恐ろしい。その点、お姉ちゃん(小4)は安全運転なので安心です。
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ダイナランドはどうもスノーボーダー寄りのゲレンデで、見渡す限り8割程度がボーダーでした。競技人口から考えれば、そんなものなんでしょうか。
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カービングスキーが主流となって久しく、スキー板の操作性は格段に上がっていますが、ブランクが長いとスピードに対する耐性が落ち、へっぴり腰になりがちです。「毎年ヘソが1cmずつ前に出て、1年休むと3cm後ろに下がる」と現役時代はよく言ったものでした。斜面を降りながら、大学時代のスキーサークルで教わった技術を一通りおさらい。しっかり骨盤を上に向けて前に出し、腿を立てて前脛部をスキー靴の前ベロに載せる感じであったり、丹田よりも後ろでスキー板が∞の形を描いて廻る感じであったり。”曲進系”という古い技術も習っていたので久々に試してみましたが流石にぎこちなく、いつかじっくりブラッシュアップしたい気分。今のスキー教程ってどうなっているのでしょうね。
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家族とはぐれたのをいいことに一人でゲレンデ脇の新雪部分を楽しんでみたりして、今回は自分のスキーも堪能しました。それでも体力面での限界を考えると、丸2日滑れば十分な感じ。爺=親父がいてくれるだけでずいぶん助かり、子供の世話は楽させてもらいました。あと何回、親父と滑ることができるだろう…なんてことを、しみじみ考えてみたり。生きているうちに親孝行せねば。
Dynaland

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2012.01.08

ボーカルレッスンと音の記憶

月2回でもう二年も通っているジャズボーカルレッスン。Billie's Bounce、Walkin'、Oleoなどスキャットの課題曲が多く大変で、定まったメロディのないところは未だに腰砕けな歌いっぷりです。でも自由課題の方は好き放題に歌わせてくれるので、せっかくだから好きなアニソンを英語版で歌わせてもらっています。炎のさだめ→Join The Party Scene、炎のたからもの→Treasure Of Time、炎の転校生→…これはない(^^; そしてMIOさんの 忘れ草→Why。Whyはいつかご本人にも聴いて頂きたいという野望があります。

ジャズスタンダードについては先日から難曲Four Brothersに挑んでおります。ものすごい密度の英語歌詞で、約30年前から聴き続けている曲にもかかわらずさっぱり頭に入りません。とにかく速過ぎて、聴きながら歌詞を追いかけることもままならないため、音程を変えず曲のスピードを落とすフリーウェアを使って音と歌詞を照らし合わせる日々です。

そんな中、先生に「歌っている時、何を頼りに歌詞やメロディを思い出しているか」と非常にプライマリーな質問を受け、考え込んでしまいました。先生は、歌を覚える時に眺めていた楽譜のイメージが鮮明に浮かんでくるとのこと。それこそコピーの隅のシミひとつまで見えるんだそうです。が、自分にはそんなこと一切ありません。まず楽譜が読めないので、メロディーは曲を聴き込む事で刷り込むしかないわけで。歌詞を覚えるのに歌詞カードは頼りにしますが、文字そのものが頭に浮かぶこともなく。

問われて考え、メロディーも歌も含め”音を丸覚え”しているとしか答えようがないという結論に至りました。楽譜はおろか、歌詞の文字や共感覚の如く色が見えたりといった視覚イメージは一切なし、ただ曲を聴いた時に浮んだ感情だけは、メロディーが進むごとに経時的に浮んでくるのですよ。これは普通じゃないのだろうか・・・

覚えている音は圧倒的にオリジナル音源のそれですが、歌い込んだ十八番の曲なら自分の歌声で覚えているものも多々あり。必ず一曲丸覚えなので、途中から脳内再生は結構難しかったりします。そのかわり、一度始まったら途切れることもなく最後まで(たぶん)正確に想起できます。頭に直接イヤホンをジャックインできたらミュージックプレイヤー要らない状態(笑)頭の中で曲が勝手に廻り困ったことは誰しもあるんではないでしょうか?その状態に近いかも知れません。

そんな音の記憶の細部を、譜面や歌詞カードで補完して初めて正確に歌えるようになるんだろうと思っています。その点、前述のFour Brothersはまだまだこれから。覚えたら次は英語の発音をどうカッコよく省略するか。全ての音を口にするのはとてもムリなので、ここは自分の耳コピーが頼りです。2月の発表会には間に合いそうにありませんが、1年計画でがんばらせていただきます。

そんなことを考えつつ、文字や映像というのは音の持つ奔放なイメージを具現化・固定化し過ぎていかんよなあ、と別のことも思ったりしました。世の中には言葉で言い表せない事象や感情がたくさんあります。言葉って不自由ですよね。

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2011.12.25

イブの復活と娘の成長

イブの朝、うちのハムスターが寝床の中で冷たくなっていたんです。生まれて直ぐうちに来て2年とちょっと、平均寿命4~5年のゴールデンにしては早い…けれど、廻し車を漕ぐ習慣もなくメタボまっしぐらな彼としては短命もやむなし。子供達は「まだ死んでないよ」と言うものの、数多く実験用マウスの死に立ち会ってきた私には、冷たく硬くなり毛並みも乱れた姿は、どうみても命が尽きていました。急ぐ朝だったため、とりあえず帰ってから埋葬するつもりだったのですが。

帰ってきてケージの中を見ていた子供がやはり「死んでないよ」と言うんです。「これは冬眠だ」と。半信半疑で改めてマウスに触れてみました。やはり冷たく、粘土のような手触りは生きているとは思えない。しかしさらに眺めること数分・・・なんと、息をしている!

4年生になる娘に改めて聞いてみると、ネットで調べたらハムスターも冬眠すると書いてあったと言うんです。急いで私もググってみたら、まさにそうでした。びっくりです(--; 冬眠した動物なんて見たことなく、そうとは気付けませんでした。去年までそんなことはなかったので、よほど急激に冷え込んだのが原因と思われます。

しかし、あくまで急激な冷え込みによる緊急避難的な”擬似冬眠”であるとのこと、とにかく元に戻してやらねば体力を消耗するばかりです。ゆっくり数時間かけて暖めよということですが、ストーブで暖かくなった室内は数時間が経過しており、朝には見られなかった呼吸運動が明らかなので蘇生は進んでいるものと考えました。そこで、陶器製の寝床ごと素手で暖めること約30分、体のこわばりがやや緩んだところで中から出して、丸まった状態で更に手の中へ。冷たい!しかしまた30分程過ぎたところで徐々に体を伸ばし始め、太腿と両手で包みこむようにして更に30分。最後まで冷たかった腹の部分が暖まり、うっすらと眼を開けてくれました。よかった(ToT) スポイドで温い砂糖水を2回に分けて十数滴与え、少し尿を出し、こちらの手が暖かみを感じるところまで体温が戻ったところで、寝ぼけまなこの彼を暖めたケージの中に戻しました。ここから先は体力勝負です。

翌朝、再び砂糖水をやろうとしたら、寝ながら何か食べていました。寝床の中の備蓄食料でしょう。

昼を過ぎた頃にはもう、普段通り野菜を取りに寝床から出て来るようになりました。本当に良かった、よかった。

それにしても娘はよく生きていると気がついてくれたものです。私は危うく生き埋めにしてしまうところでした。更に驚いたのは、いつの間にかネットで必要な情報を引き出すスキルを身につけていたこと。いつもどこか抜けていて、塾では落ちこぼれ寸前、よそ見をして歩いては「よく溝にはまる子」として学校でも有名なのですが、親も知らぬ間に成長していたようです。この際、母親のパソコンを勝手にいじり倒していたことは大目に見ます。(早急にチャイルドブロックはする所存ですが)

そんな娘ですがまだ、サンタクロースの存在を信じているんですよね。昨日も「クラスの誰それが実際にヒゲのおじいさんを目撃した」とか言ってました。それ、絶対かつがれてます(^^; もうすぐ10歳になろうかというのに良いのでしょうか。とりあえず定番・NORADのサンタ追跡サイトとか見せてやろうかとも思いましたが、見たら本当のことが分かってしまいそうだったのでやめました。これも自然に学んでいただくことにします。

まだまだ子供。でも、いつまで一緒にお風呂入ってくれるんでしょうね…

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2011.12.18

船戸明里/諌山創 他

Under The Rose 第7巻 船戸明里 幻冬舎コミックス

近年コミックスに関しても”積ん読”がひどく、ましてや重い展開が容易に想像されるコレにはなかなか手が出ないままに3ヶ月放置。でも、読み出したら止まりません。色々手詰まりとなったウィリアムに逆襲のブレナン、ロウランド伯爵の我が儘に過ぎる行動と最終頁の意外な展開、もうお腹いっぱいで時間は2年後くらいが丁度いい感じです(笑)まあそれは冗談として。

改めて遡り第1~2巻・冬の物語篇を再読したんですが、8年も前から船戸先生は全くブレずにこの愛憎入り乱れながらも美しい世界を紡ぎ続けているのだなあと実感。絵はこの上なく美麗、それでもイラストチックにならずマンガとしてのダイナミズムを失わず時にコミカルに時に精細に動き、いっぽう物語は人物描写が精緻を極め、それゆえに解り辛く決してとっつき易い作風ではありません。単行本が売れているとも思えませんが、こうした作品を掲載し続ける雑誌もすごいし負けずに描き続ける作者もすごい。

こうした作品こそ、もっと世に知られ読まれるべきだと思うのですが、世のマンガ評論を生業とする方々はどうお考えなのでしょう?もっと陽の目を見て欲しい作品です。


進撃の巨人 第6巻 諌山創 講談社コミックス マガジン

数巻モタついた感があったものの物語が再び動き出して、作者も余裕が出てきたか小ネタのギャグがそこかしこ。ハンジ分隊長のぶっ飛んだ言動が楽しいです(こわいけど)。映画化については何とも言えませんが、次巻が楽しみなのは確か。

他、久々に伊藤伸平先生の新刊「まりかセヴン」を読みましたが、これも大変滋味でした。みんな特撮好きなんやなあ。ガンスリ14巻は読んだものの自分の内で消化し切れず。数巻遡って再読しなければ勿体無い感じです。

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2011.11.27

生ギター&生ヴォイス

といってもアンプラグドではありませんが…ライブレポートをふたつ。

いまやアコギプレーヤーとして超有名な押尾コータローさん。私は十年ほど前、大学の研究室で秘書さんにインディーズで出しておられたCDを勧められたのが出会いでした。アニソン好きなので”リボンの騎士”の超絶カバーに引っかかったわけです(笑) これまで聴いたことのない超人的な奏法で、聴いてもすごいし見ても楽しい。少なくとも右手の指は全部使って弦を弾いているように見えます。その右手は打楽器を兼ね、時には左手さえ音を奏でています…とんでもないテクニックですヨ。
結婚して嫁に押尾さんのCDを勧め、押し弾きラジオも喜んで聴いてくれるようになったので、いつかは二人でライブに…と思ってはいたものの、子供を実家に預けられる日とライブ日程がなかなか合わず参加できませんでした。そんな中、阪急西宮ガーデンズのオープン記念日に毎年やっている公録がうまいこと週末に廻ってきたので参加した次第。有無を言わさず子連れです。
一時半開演と聞いていたのに、11時過ぎに現地に顔を出すと公開リハーサルが始まっていました。リハーサルだというのに、演奏予定の曲を笑顔で全部フルコーラスで弾いてくれましたよ。なんてお得な(笑)パッと見7~80人の人がもう席を確保している状況で、急遽我々もそこに陣取り待つこと2時間。子供には申し訳ないことをしましたが、あの演奏を生で、目の前で見ることができて私と嫁は大満足(^^ 生で聴くHard rainのグルーブは本当にすごかったです。トークを含め演者がめっちゃ楽しそうで、まるでギターは身体の一部、自在に操れるのが幸せで仕方がないよう。まさに唯一無二の存在です。
映像リンクを探していたら見つけた日本の初代?ギター小僧・Charとのコラボも、すごいことになってます。おすすめ~

一時間の特番の収録に2時間かかり、次は急いで梅田に移動し恒例のMIQueenライブへ。
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今回はあの光吉猛修さんとのコラボとのことで、こちらははるか昔、デイトナUSAの頃から馴染みの歌声。長く待ち望んでいた(歌手としては)初の来阪です。実はこの夢の競演、5月に東京で行ったものが好評につき大阪でも実現したわけで、両方参加できた私は本当に幸せ者です。
私はそんなにゲームやる方ではないんですが、セガに関して言えばデイトナUSAや初代Virtua Fighterは当時それなりにハマってコインを注ぎ込んだ覚えがあります。ちなみにセガサターンは実家に黒白の2台あります。何の自慢にもならんですね。ともあれ後に光吉さんがバーチャ2、3のボーカルアルバムやアニメ版の主題歌を担当されていると聞き、Burning Rangers主題歌に触れアルバムを手に入れ「やっぱりスゴい人だ」と再認識した次第。

THE“Queen&Knight”~MIQTAKE~LIVE in Osaka

東京で聴いて鳥肌ものだったMIQさんによる”Solitude”今回もじっくり聴かせていただきました。この曲ホント好きでカラオケでチャレンジしたりもするんですが、何せ作詞作曲者自らのリアレンジ・演奏で、元曲をも超えそうな完成度!同じく光吉さんによるボサノヴァアレンジのスペースコブラOp(しかし”コブラ”とは言ってない)も、このコラボならではのナンバーでした。さすが本職は作曲なだけのことはあります…ん?本当に?と思うくらい(笑)ステージアクトもおもろかったです。とにかく、すっごく踊るんですよね。MIQさんもつられてノリノリです。写真がブレて仕方ない(^^; 私とジャスト同年代でいらっしゃることもあり、レパートリーの洋楽が親しみの持てるものばかりなのも嬉しいです。最後の大都会は、これまた同世代のプロデューサー氏の趣味でしょうか。この高音、最後に持ってくる曲ちゃいまっせ!でも、おかげで最高に盛り上がったところでオーラスを迎えました。

ライブが終わってから恒例の出演者交えての飲み会で、友人達と一緒にいろいろお話をさせていただきました。セガの一社員でありながらも音楽活動を続けることの意味、その愛社精神など熱く語っていただきました。本当にフレンドリーな方で、ゲーム関連のイベントにも携わる友人が是非また大阪に呼びたいと息巻いておりました。実現したら私も参加したいです。
これで今年のMIQueenライブは東西合わせて4回全て終了。MIQさんとは3回もお会いできました。「次また半年待たんとあかんねんなあ」と友人が呟いていましたが、私も全く同感です。何度でも大阪に来て欲しい、少なくともMIQueen常連は皆そう思っているのではないかと思います。

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2011.11.07

じゃ、ハーフで

といっても半ちゃんラーメンやビアガーデンのハーフ&ハーフの話ではありません。フィルムカメラのハーフ判の話。

夏の誕生日にかこつけて、コンデジの中では画質に定評のあるCanon PowerShot S95を漸く入手。もちろん安価になったから。噂にたがわず、闇夜を含めどんな光線状態でも美しく撮影できるため、何処にでも連れて行くようになりました。特に、これまで苦労してきた黄昏時の写真や夜景がいとも簡単に(ほぼ)意図したまま撮れるようになり、感無量です。
ところが人間贅沢なもので、今度は簡単過ぎて「面白くない…」と思い始める体たらく。どんなシチュエーションでも間違いなく良い絵が撮れてしまう安心感と引き換えに、シャッターチャンスを逃すまいという撮影時のテンションの低下は否めません。カメラを構えてもノリが悪くて戸惑うことしきり。そんなわけで、ここしばらく銀塩写真=フィルムカメラに回帰していました。
毎月の小遣いが潤沢でないので安く上げたい→じゃあ倍の枚数を撮れるハーフサイズカメラで、という短絡思考の結果、2台のカメラをジャンク同然の価格で入手しました。

Three

真中は以前から所有していた銘機オリンパスペンの普及機。ハーフ判ならではの被写界深度のおかげでピンボケは思いのほか少なく、固定焦点ゆえにオートフォーカスに伴うタイムラグがゼロでシャッ ターチャンスに強いという、まさにスナップカメラの極致です。36枚撮りのフィルムを仕込めば最低でも72枚+アルファ撮れる気楽さで、入手当初 はずいぶん沢山の写真を撮りました。使い勝手と描写に安心感のあるこれに加え、今回両脇の2台を合計2500円で入手。出品者が”テストで撮れました”とコメントしてはいたものの、届いてみれば矢張りというか”それなり、値段なり”の状態でした。まぁとにかく撮影撮影。


【右・フジカハーフ】

Kanban

Piano

光源がボケるのはレンズのカビ曇りのせいですが、状況を選べばソフトフォーカスレンズのような効果が出そうです←かなり負け惜しみ。修理に出したら金かかるなあ… しかし看板の写真は思った以上にシャープに撮れています。色々調べてみるとこの機種、内部構造が非常に精巧で、レストア記事が沢山上げ られていました。玄人好みされるようで、中古相場はむしろ安めです。総金属製の存在感、マニュアル感覚に溢れつつも良好な操作性。状態の良いものがあれば狙い目ですね。って、誰に言っているのやら。


【左・リコーオートハーフEF2】

Half_grip

一般的なオートハーフにストロボを無理矢理付けたような格好悪いデザインですが、この機体はストロボが死んでました。ふと思いついてそこをホールドしてみたところ(私は左利き)なんとも収まりが良い!どうせ撮影時は両手で持つわけで、普段は左手に握りっぱでいられるのなら機動性はむしろ高いです。使い勝手というものは使ってみなければわからんもんです。

Mikoshi

Walk_on

これもペンと同じく固定焦点。それに加えてゼンマイ式(!)のオートワインダー内蔵で、シャッターチャンスに強い強い。フジカハーフに較べてレンズの汚れも少なく、色ノリ良くシャープに写りますが、光線漏れしまくりでフィルムが縞状に感光してます。

Malt

傷んだモルト(=光線漏れ防止の裏張り)の張替えくらいは自前でできました。しかし裏ブタ錆だらけですなあ。

Untei

おかげで綺麗に撮れるようになりました(^^


【中・オリンパスペンEE2】

Fence

Farm

さすがです。ASA400の高感度フィルムを使っても暗いところは難しいですが、2枚目など露出不足の荒れた画面さえ味と思えますね。まあ、かなり贔屓目ですが。

この3機種、いずれも自動露出ながら電池の要らないセレン光電池内蔵です。エコというかマニュアル感覚というか、電池が生きている限り何時でもいつまでも撮れると思うと、そのシンプルさも相まって長い付き合いをしたくなります。

さてハーフサイズカメラ一番の問題、たくさん撮れるとプリント代もバカになりません。近隣で最も良心的なヨドバシカメラでさえ、現像代を500円と安 く設定していますが同時プリントは1枚28円。もっと高いところでは一枚37~8円まで値が上がり、下手するとフィルム1本で3000円近くかかる計算です。安いところはないかと探してみたら、ファミマが同時プリント代込み定額980円という大変お得なDPEをやっておりました。仕上がりに一週間待たされるのもフィルムカメラならではの楽しみのひとつ(半分本気)。これからずいぶんお世話になりそうです。


もちろんデジカメも便利に使い続けますよ。半年もすればきっとまた物欲がムラムラと…

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2011.10.23

ベイでマラソン with ジャズ(その2)

午後からは家族の出番です。入場料無料、しかもマラソンのおかげでガラ空きのポルトヨーロッパを2時間ほど堪能した後ですが、日頃の成果を見せる時がやって参りました。

3km
3kmコースは小学生が中心。他コースに較べると参加者数は少なめですが、地元の何やらクラブチームっぽい集団が、やたら気合いが入っていてビビりました。

Goodjob
そんな中、4年生の娘は男女・4-6年全て合わせた全体の上位1/3あたりでゴール(^^ 週に一回しか走っていなかったにしては上出来です。

Kasa_2
Jkb
Cos1
今回、仮装が少ないナーと思っていたら、2km・3kmコースの方に山ほど出てました。女子高生姿は流行りの男の娘…もとい、ただの女装です。

Pair
普段走っている3.5kmトレーニングに較べれば2kmは楽だったようで、嫁と息子も問題なくゴールイン。息子は一人だったらもっと上位が狙えたようで、ちょっと不満そう。次からは私とのペアで走るのが良いかな。

Kurosio
ちょうど良い腹ごなしも済み、本日のメインイベント(マラソンちゃうんかい!)黒潮市場へ。思ったよりはちょっと高めの値段設定でしたが、海鮮丼を堪能しました。

Kanran
Spotlight_2
あとは日が暮れるまでポルトヨーロッパへ。観覧車から海を眺めてホッとひと息。

大会に出るときはいつも思うんですが、たった10km、たった一時間程度の中にも”旅は道連れ”的な空気があって、似たペースで走っているランナーの間で自然と声をかけあったりするんですよね。私も人からいただいた励ましの数だけ、他の人に声をかけさせていただきました。
これを機会に、子供らがマラソンに目覚めてくれると私としては嬉しいものです。あと、嫁も是非続けてダイエットに勤しんでいただきたいところ。タイムが縮まり調子に乗った私は勢いで、追加募集のあった西宮国際ハーフマラソンに申し込んでしまいました(もちろん10kmですが)。レースに出るばかりでは速くはならないでしょうが、皆で走るのはやっぱり楽しい(^^ いつも通り、マイペースて行きたいと思います。

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