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2009.04.25

町の本屋さん(その1)

電車通学だった中高生の頃、利用していた阪神電車の最寄駅は駅前にパン屋と本屋しかなくて、電車待ち時間の寄り道といえば買い食いか本屋で立ち読みでした。今よりずっと本を読んでいた時期で、良さげなタイトルをパラパラめくっては題名をメモし、後日古本屋で漁る、みたいな感じ(^^; ヒマに明かせて全く知らない分野の雑誌をめくったり、まだビニールを被せる習慣のなかったマンガ単行本をひとしきり読み込んだり。もちろん、たまには買ってました。そんな思い出もあってか、本屋さんに入り浸るのはけっこう好きです。

「本屋の匂いが好き」という話はよく聞きますが私もそうです。あの匂いをかぐと、しばらく俗世間から離れて自分だけの世界に入れる感じがします。そしてそんな空気を満喫したいなら、大型書店やチェーン店ではなく断然”町の本屋”が良いです。
今の家に引っ越すとき、諸々の条件をクリアした候補地から選んだ理由のひとつがコレだったりします。最寄駅ふたつの一方の駅前に1ヶ所、もう一方の駅前から続く商店街の中に3ヶ所と、今や希少価値さえ感じられる町の本屋さんが近所に4ヶ所もある生活はさぞ楽しかろう…などと考えたわけです。(引越し時期に前後して、ひとつは閉まってしまいましたが)
それぞれの駅前には、上記とは別にブックファーストが一軒ずつあって、売れ筋の品揃えはいいし便利に使えますが、こうした店はどこに行っても雰囲気が同じで面白くないですよね。で、そこから歩いて2分の距離にある本屋によく通っているのです。

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改札からの距離はブックファーストより近いけれど、横断歩道を渡らなければいけないので立地的には若干不利。そのせいか、閉店時間をブックファーストの21時よりも遅い22時半に設定したりして頑張っているようです。売り場面積は絶対的に小さいし、コミックの新刊は全てが入るわけじゃない。欲しい本が必ず見つかるわけではないけれど、それでもなるべく通います。

「ネットで評判のあの本が読みたい」というニーズに応えるには、大型書店の方が絶対的に有利。卸業者にしてみても、売上実績がある店にこそ商品を卸したいから、小売店である町の本屋では人気作品の在庫を潤沢に揃えるのは難しいでしょう。加えて万引き被害の大きさに耐えられず、店を畳む書店も最近多いとか。
だから本を買うとき(私の場合はコミックが大半)は、なるべくブックファーストではなくこちらの本屋さんで買うことにしています。といっても、私の好むマイナーな作品は入荷していない事も多いので(汗)鉄板で入っているメジャーな連載作品に限られますが、それでも月に二、三千円くらいは売上に貢献しているはず。ポイントカードもよく貯まります。店番のおねえさんは私の顔を覚えてくれていて、「コミックカバーは不要です」と言うまでもなく裸で手渡してくれます。ちょっとしたことですが、また来よう、という気になりますよね。 (続く)

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コメント

大型のチェーン書店は、
確かに展示にマニュアルがあるのかって位似たり寄ったり。
でも、稀に、
平積みに店長や店員さんの個性が表れている事、
ありますよね。

と、近くの本屋が次々閉店の憂き目にあったひがみっぽいオイラ。
たははは。

しかし本屋さんにも馴染みのお店、
なんとも粋なモンですねぇ。(^^)

投稿: tom_naka | 2009.04.25 20:39

馴染みの本屋にて。
「ちわー、いつものやつ一冊ね!」「いや~、やっぱここで読むと一味違うよなぁ」「悪いね、つけといて。」…そんなん、ないない(^^;

実はここしばらく、件のおねえさんに会えてません。大体私の訪れる時間帯が20時以降で、以前から隔日でふたりのおねえさん方(といっても私より若いよ?)がいたわけですが、最近はとっぽい兄ちゃんばっかです。やめちゃったのかなあ、残念だなあ。(嫁には言えん)

大型書店でも、店員さんのPOPががんばってると楽しいものですよね。センスが似ている人のおすすめ本て、けっこう当たりが多いですし。

投稿: もありん | 2009.04.26 13:08

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