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2010年1月25日

2010.01.25

入江亜季/聖悠紀/山本健太郎/渡辺多恵子

「乱と灰色の世界」 第1巻 入江亜季 エンターブレイン ビームコミックス

絵の魅力! デビュー単行本ではもっと繊細な絵柄だったと記憶していますが、書き込みのすごさや線の流麗さだけでないマンガ表現の勢いがすばらしいです。ストーリーはまだまだこれから…でもそれくらいで良いと思うのです。ヒロインは美しく、生き生きとしていればそれでよし。ママさんきれい。


「超人ロック ニルヴァーナ」 第1巻 聖悠紀 少年画報社YKコミックス

長期にわたる連作ロックの最近の傾向として、各シリーズの主人公にたまたま居合わせた(なんというか汎銀河史的に必然的に)ロックが絡むパターンが続いていたと思うのですが、久々にロックの超能力そのものがテーマに大きくかかわる話。ラフノールの鏡とか電子使いとかの出目に思いを馳せつつ。同人誌初出が1967年という、物語上も現実の時間経過的にも超長寿なこのキャラクター、波はあってもまだまだ現役です。


「ファイトじじいクラブ」 山本健太郎 エンターブレイン ビームコミックス

アサヒ・コムのコミックレビューを読んでは時々エイヤッと買ってしまうのですがヒット率は5割程度。(これは当たりな方) 表題作、まさに戦うジジイ二人のイメージが、”ありがち”と捉えかねられないストーリ展開に見事なバックボーンを与えていると感じます。男子たるもの、我が子には強いとこ見せなければ、ね。


「風光る」 第27巻 渡辺多恵子 小学館フラワーコミックス

連載開始から11年目とこれも長い。まだ伊東甲子太郎死んでません+中岡慎太郎がチョイ出ました。史実を曲げず物語を作り、あまつさえ新撰組をネタにコメディに仕立て上げるのは事の他大変だろうと思います。上手いです。


やっぱり少女マンガ分が少ないなあ。小玉ユキ、岩本ナオ、末次由紀の新刊(というほど新しくもない)については後日気が向けば書きたいと思います。

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谷川史子/とよ田みのる/かわぐちかいじ/浦沢直樹

積ん読も3ヶ月を過ぎると、新刊を買ったの忘れてもう一度買ってしまうことがしばしば。ビニール被ったままの単行本を古本屋に持って行くのは何だか万引きしたものを処分してるみたいで変ですよね。多いし各巻短めに。


「清々(さやさや)と」 第1巻 谷川史子 少年画報社YKアワーズコミックス

谷川先生にしてはコメディ色を抑えた少女漫画らしい一作。舞台が女子高で”ごきげんよう”とか挨拶してます。なのに掲載誌が青年誌な謎。読者層に合っているのかどうか、それとも敢えてベタな路線を狙ったのか、うーむ??若干ストレート過ぎて、いつもの谷川ワールドを期待すると肩透かしにあうかも… でも第4話を読むにつけ、枯れた人物を描くのが最近上手いよなあと思います。


「友達100人できるかな」 第2巻 とよ田みのる 講談社アフタヌーンコミックス

ラブロマはデビュー作の勢いそのままに突っ走って見事に完結させた感があり、多少実験的な雰囲気の前作を挟んで今作はずいぶん作り込んできた感じです。これなら本当に友達100人作るまで連載続けられるかも。サブタイトルも懐メロ並びで嬉しいですね(^^


「ジパング」 第43巻(完) かわぐちかいじ 講談社モーニングKC

9年かかって正に堂々完結。自衛艦タイムスリップというあり得なさを背景にしながら徹底的にリアリズムに徹したストーリー、よく大きな破綻もなく畳めたものだと思います。しかしこうした力作でも、完結に伴って誰が物語を俯瞰して評論するでも無し(私が知らないだけかもですが)。大ヒットとか映画化とかで金が動かなければメディアに載らず、まだマンガ文化が十分に熟成されていないのだなあと寂しい思いです。


「BILLY BAT」 第2巻 浦沢直樹+長崎尚志 講談社モーニングKC

面白いのかどうか判断しかねているうちに、いつの間にか読まされている感じはいつも通りの浦沢新作。大作だった前2作は結局、完結しても面白かったのかどうか正直わからずじまいでした。カトゥーンのキャラクターを2000年前まで持って行って一体何がしたいのやら、大風呂敷にも程がありますが(^^; 次巻がそれなりに楽しみでもあります。MASTERキートンの再刊まだかな。


分けます。

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