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2010年2月7日

2010.02.07

オーディオ趣味の名残

最近ウッドベースをフィーチャーしたボーカルアルバムを聴く機会があって、昨今の慣習に則り先ずはメモリーオーディオにCDをコピーして内容確認をば…などと安易なことをしてみたら全く良さがわからない体たらく。まぁ”これから仕事か~”みたいな少々ウツの入った朝の通勤ラッシュとか、疲労困憊した帰路で聴いて楽しいわけもなく、ましてやインナーイヤータイプのヘッドホンで空気を揺るがす低音が期待できるものでもなく。ここは一丁腰を入れて聴くべしと、10cmフルレンジ単発ながら程よく広帯域な古参スピーカーで改めて鑑賞。おぉこんな音が入っておったか、こんな可憐な声だったかと納得し、そんな流れで半年ほど前に実家から引き上げてきたテープメディアのコレクションを引っ張り出して小一時間ほど遊んでみたりした日曜の夜。腰を落ち着けて音楽を聴き込むのも久しぶりでした。

Dscf1008

SACDには未だ手を出しておらずわからないけれど、最近CDのノイズレスながら四角四面な音ばかり聴いているため、実家に置いてきたレコードからコピーをとったテープの音はなかなかマイルドでよい感じです。ドルビーNRさえかけてなければ経年変化による高音域の劣化もあまり気にならず、デスクトップの小音量で聴く限りはトラッキングノイズやヒスノイズも気になるものではなく。これ録音した当時は如何に音の歪まぬ最高のレベルで録音するかメーターとにらめっこでピークボリュームを追っかけたり、3ヘッドデッキの同時モニタリング機能でバイアスアジャストいじりながらどれだけ(レコード)音源に近いバランスで高域を録音再生できるかなんてことを毎日繰り返し、デッキと相性の良いテープを求めてポン橋を彷徨い歩く甘酸っぱい日々でありました。

先日行ったボーカルレッスンお試し3000円コースでのこと、私より若干若めのセンセイが、同世代同類のニオイを嗅ぎ取ったのか”昔の録音をデジタルメディアにコンバートするなら今しかない、と思いつつ膨大なもので手がつけられないんですよね”なんてことをのたまっていました。カビさえ生えなければテープは何とかなるだろうと思うけれど、頑強に見える昔のオーディオ機器も30年経てばゴムやらモーターやらが経年変化して動かなくなる日も近いわけで、デッキが生きているうちに貴重な生録音やエアチェックだけでも何とかしたい。でも腰重いです実際。

AVのビジュアルを抜いた、純粋なオーディオ趣味の人口って今どれくらいなんでしょうね。自作スピーカーユニット最後の砦であるフォステクスさんにはこれからも頑張って欲しいものです。(あまり貢献できそうにないですが)

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