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2013年3月23日

2013.03.23

男泣きを見た

送別会の季節。ほぼ同時期に今の職場に入職した五学年下の同僚が、外部に栄転となりました。一年先行して入職し苦楽を共にしてきた、やはり五年下の現・副部長が送辞の途中で言葉に詰まり、声を震わせたかと思うと目には光るものが。

スタッフの不仲等で機能不全を起こしていた数年前の現職場。先代部長以下が一人、また一人と逃げるように退職し、新(現)部長の下に我々三人が入ることで人員が一新。もともとレベルの高くない現場で、求められる最低限の技術さえ引き継がれることもなく、全てをゼロベースで構築しなければならない状況でした。業務を分担するメンバーの仲に生じるライバル心、周囲の無理解に猜疑心は煽られ、働き盛りの若手はおらず、誰にも助けを求められず、個人が追う責任の大きさに心身は蝕まれながら、土日出勤は数知れませんでした。

それでも一年二年と耐え忍ぶうちにチームは形となり、一緒に働きたいという若手も現れるようになりました。そして昨年その功績が認められ、トップから褒章を得るまでになった頃、我々はもう戦友と言っていい関係に。ただ、タイプの異なる同い年の二人、揃って生真面目な性格で飲み明かし理解し合うタイプでもなく、5年たっても敬語で呼び合う姿は、互いが距離の取り方に苦労している表れでもありました。だからこそ、見せた涙の意味は重い。心をよぎったのは共に歩んだ苦難の道か、とことん分かりあえなかった悔恨の情か。日頃から理性が勝ち過ぎているとも思えた彼の、送辞の言葉に代わる涙であったと思っています。

栄転先の状況も決して楽ではない模様。これからは各々の持ち場で奮闘し、たまに研究会などで会って二人は言葉を交わすのでしょうが、彼らの場合、それくらいの方が今まで以上に理解し合えるだろうなと思う次第です。

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