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2018年5月20日

2018.05.20

言葉空間と、その外側  池辺葵/田村由美

仕事で言葉を弄した後というのは、感性が言葉に縛られるのか全ての毛穴が塞がったかのように趣味のインプットが身体に沁み込まず、コミック積ん読やビデオ録るだけ見ずの要因となるわけで、嗚呼インドアで良いから二週間ほどバカンスいただきたいもの。

ヒト社会が言葉で形作られているのは確かで、論理もしくは言霊の届く範囲でヒトは理解もしくは反発しあいつつ生き永らえているけれど、デジタル画像の解説によく出てくる色空間のこんな絵の如く、何らかの形でヒトが認識できる空間の広さに較べると言語で表現できる範囲には限りがあり、言葉にならない感情などは絵やら音やら別の表現法で補われるのだろうと愚考します(ケツ青いですよね)。二十代の頃、訳も判らず読了した神林長平の小説(作品名失念)で 創想力>創言力 という関係性を知らされて以来の妄執です。


プリンセスメゾン 第5巻 池辺葵 ビッグコミックスピリッツC

3月発売、2ヶ月寝かせて読了。直訳「マンションのお姫さま」もマンション買えたしドラマ化も済んだし、もう終わるものと思っていたら、持井不動産の面々は購入後のアフターフォローも万全な体制でした。行間ならぬコマ間を読むタイプの作品ですが間の取り方が上手い上に、淡々とした中にもコミカルな表現あり、前巻からのブランクが長くても読み易く癒されます。このまま沼ちゃんが新しい部屋と新しい街に馴染むまで物語は続くだろうし続けて欲しい。


ミステリと言う勿れ 第1巻/第2巻  田村由美 フラワーコミックスアルファC

田村先生は(7SEEDS読んでなくて)前作イロメンから2年ぶりくらいでしょうか。この表紙絵で帯に”アタマ爆発!!!”とか書かれたら、一体何事と買わざるを得ません。(表紙買いならぬ帯買いは私史上初かも) イロメンもそうでしたが登場人物が小ネタを含め多弁で丁々発止、それでリズミカルに読ませる上に、題名で言う割に がっつりミステリ仕立ての仕掛けと謎解きが快感で、二冊いっきに読んでしまいました。主人公の整くん(何と読むかはセルフチェックで)、抱えた何かが おぼろげに見えそうで見えないのも気になります。インターバル4ヶ月計算なら次巻は夏過ぎ。楽しみです。

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