カテゴリー「カメラ」の記事

2013.06.03

SUMMICRON-R 50mm F2 ズミクロン・ライカRマウント→ペンタックスKマウント交換

忘備録です。ここ数年出番のないライカR4Sで唯一利用していたズミクロン50mm F2レンズを、現有するデジイチ(ペンタックス製)ボディで利用すべくマウント交換。マウントアダプターではなく、マウントそのものの交換作業は初めて。

交換用マウントフォトショップサイトウで購入。マウントアダプターがメインです。一覧になくても取り寄せ可能なマウントがあり、助かります。

Summicronr50f2

改造するレンズ:LEITZ WETZLAR SUMMICRON-R 1:2/50 シリアルNo. 2270840
2カム→3カム改造済み(K-repairにて、ただし6・7年前)

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マウント面。(ネジは外してあります)後玉の納まっている筒とマウント内側の間に、板状のリングがマウントに取り付けられています。

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まず、これを取り外さなければマウントを外せません。板状リングのネジを外したうえで、突起に引っかかるので斜めにしながら抜き取ります。
※私が最初に外そうとした時は、板状リングがマウント側のネジ穴部分に接着したようになっていました。必ず外れますので慎重に。一度、マウントごと持ち上げてガタガタ動かしたりすると、後述するベアリング球を落としてしまう可能性があるので注意して下さい。

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板状リング全景。

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板状リングを外した後。引っかかっていた突起はこちら。

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マウント内側に接するように、テーパー状の板が二箇所。ライカRボディ内の自動露出器と絞りを連動させている機構のようです。マウントを交換すれば絞込み測光でしか使用しない(できない)ため、不要な構造です。

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マウントリングを外すと、テーパー状の板を固定しているネジが見えるので外します。(写真では既に外れかかっています)

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テーパー状板の一方の取り付け面には、薄い鉄板が張り付いていました。高さを微調整しているのでしょうか。念のため、取り外した他の部品と共に保管します。

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ここで注意。手前のテーパー状板の右脇に小さなベアリング球があります。(写真上・赤丸)マウント裏の球状の凹み(写真下・矢印)にはまって、絞りリングを廻したときのクリック感を作っているものです。決して失くさないように!マウントを外した状態で絞りリングを持ち上げてしまったりすると、転がり落ちるかも知れません。

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交換用ペンタックスKマウントをネジ止めして完成。なお、交換用マウント裏のベアリング球が当たる部分は球状凹みではなくギザギザに加工しているだけなので、クリック感は今ひとつになります。がまん我慢…

実は最初に交換を試みた際、文中でも触れているベアリング球を外してしまったことに気付かず、絞りリングのクリックが無くなってしまって大慌て。自分では解決できず、阪神百貨店のカメラ修理コーナー(担当・江守さん)のお世話になりました。これまでもしばしば助けていただいています。

Flower

とりあえずの作例です。手持ちの中では最も銘玉の誉れ高いレンズ、デジタル時代にもいろいろ活躍していただきたいところです。

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2013.05.05

F5.6でGo : PENTAX istD DS2 + SMCP-M 40mm F2.8

パソコンモニタ上で写真を楽しむことが増えると共にフィルムカメラの出番がめっきり減り、デジイチも機動性を生かすにはズームレンズが必要なので、過去に集めた単焦点レンズの多くが死蔵された状態。もったいないので、休みに連れ出して光を通してみました。

Strap

軽快に撮りたいのでネックストラップは外し、ハンディストラップでコンパクトカメラスタイルに。使用したPENTAX istD DS2は8年も前の古い機体ですが、現行機種よりグリップが手によく馴染むので手放せません。※以前使っていたDL2の方が同じボディでわずかに新しいのですが、ペンタプリズムの大きな視野と ピントのスーパーインポーズ欲しさに乗り換えましたよ。

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使用したのは往年の人気パンケーキレンズ。当時からテッサータイプならではの切れの良い描写と評判でしたが、黄昏時や夜景を撮ることの多かった私はF2以上と開放値の大きなレンズを持ち出すことが多く、あまり出番がなかったのでした。

マニュアル撮影はそれなりに手間がかかるので、絞り値はF5.6に固定、絞り優先自動露出を使用し、ピント合わせに注力しました。これがまあ、なんとも抜けのよいシャープな描写で気持ちの良いこと(*^^*) 

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明かりの少ない条件でも、十分に階調を残しています。レンズの力があってのことですが、このカメラが採用するCCD撮像素子と画像エンジンの素性にも惚れ直しました。600万画素だから、流行のCMOSじゃないからといって、これっぽっちも劣っていません。今どきの1000万画素超のコンデジより解像感は高いし、高感度に弱いとネット掲示板にはあるものの、ISO800までは充分に使用可能と思います。これを機会に、他のレンズも色々試してみたいところ。ちょっと贅沢してマウントアダプターを手に入れ、ライカRレンズのズミクロンやミノルタSRマウントのレンズも使うつもりです。

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とりあえず手元にあるM42マウントアダプター+オートヤシノンDX。うわ、かっこええ…

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2012.09.17

虫とりモーニング

うちの庭にはカマキリが3匹ほど居ついており、まめに息子や嫁がエサのバッタを調達しに公園へ行っています。今日は午後から雨の予報で、午前中は嫁が多忙ということもあり私が代役で息子と共に草むらへ。

Ryokuchi

そろそろ秋の気配はしていても、草の勢いは夏そのもの。公園の外れに行けば草の背丈は大人の身長をも越えます。
 
Seika

約一時間半かけて、バッタ大小20匹近く+新たにカマキリ一匹ゲット。ちょっと驚いたんですが、息子は基本的に網など使わず反射神経を頼りに素手で捕まえるんですよね。こういうところで子供は集中力を養うのだなあ。

Tombow

その点、私はまったりとイトトンボの写真撮影に勤しんでおりました。川辺が近いこともあり、ちょうど交尾の季節だったようで、こんなショットがうまく撮れました(^^ しかし相手が小さいとピントが難しいですね。どうしてもトンボの後ろ側に合ってしまうので、フォーカスロック後にカメラを少し下げる、なんて小技で漸くジャスピンな一枚に。

Honrai

庭のカマキリも本来は野生で生を営んでいたわけですから、上記写真の如く己の才覚で獲物に忍び寄りモノにするのが筋と言うものですが・・・

Jissai

うちのは据え膳状態(笑)。そんなことでええのんかと。

Tateha

オマケです、うちに帰ると庭にこんな蝶が。ずいぶん翅がボロボロですがタテハチョウのようです。この子ばかりは息子も狩らず、そっとしておきました。秋近し。

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2012.03.20

法事に日常茶飯事に

 あまり関連もないですが、先週末のネタを連々と。

 祖母は明治45年の元旦生まれ。日本女性の平均寿命を越え天寿を全うしたのですが、今年は七回忌にあたり、実家で法要がありました。お世話になっている住職は齢82歳、膝を痛めて正座はできないものの、まだまだ現役で檀家廻りをしておられます。実家にも付き命日ごとに来ていただいているとのこと。これまでも事あるごとに、その読経の声を聞いていたのですが。
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 今回、改めてその響きが独特であることに気付きました。朗々と謳い上げるような美声ではなく、むしろ潰れて掠れたような声を基調に、どこが音を立てているのか、風鳴りのような高い音を時に交え、さながらホーミーのような響きです。聴き惚れているうちに小一時間が過ぎ、正座の足の痺れも気になりませんでした(笑)。
 世の中には正に音楽のような読経も存在するようですが、そこまであざとく聴かせるための発声とも思えず。おそらく年輪のように時間をかけて練られた発声なのだろうと感じました。直接伺うことはできなかったものの、一朝一夕で真似できるものではないでしょう。高齢でいらっしゃいますが実家が今しばらくお世話になると思われ、次の機会が楽しみです。
 … … …
 奈良から法事に来ていた姪っ子姉妹は相変わらず銀魂’好き。3月で終了と聞き殊更残念がっていたのですが、お姉ちゃんの方が以前貸してあげた小玉ユキの単行本を面白がっていたので、代わりに「坂道のアポロン」アニメ化を勧めておきました。菅野よう子の名前くらいは知っていたようです。しかし去年の今頃は「大学に行ったらコスプレしたい」とか言っていたのですが、それほど濃い趣味には至っていない模様。忙しそうやからなぁ。
 … … …
 運動会その他イベントで使用する、便利な高倍率ズームのデジカメをそろそろ新調したくて、使用頻度が減っているデジカメ三台を某ネットオークションに出品したところ、買い値の半額くらいで売れました。いずれも元が中古なので、まずまずの成績です。これに一万円ほど上乗せして、AFと暗所撮影と動画に強いこれを買う予定。
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 今回の発送先が面白くて、埼玉・沖縄・そして神戸のホテル(宿泊先)とバリエーションに富んでいました。遠方なら北海道にも発送したことが過去にありますが、日時指定で宿泊先ホテルを言ってきたのは初めてでした。旅先で使うつもりなのでしょうか、メモリーカードは出品物の中に入っていないので少々心配だったり。
 出品したどのカメラも愛着はあるものの、ドライボックスで眠るがままでは機械として旬な時期を逃すことになります。使ってもらってこその道具、もらわれた先での活躍を祈りつつ発送しました。いい写真を撮ってもらってな~
 

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2011.11.07

じゃ、ハーフで

といっても半ちゃんラーメンやビアガーデンのハーフ&ハーフの話ではありません。フィルムカメラのハーフ判の話。

夏の誕生日にかこつけて、コンデジの中では画質に定評のあるCanon PowerShot S95を漸く入手。もちろん安価になったから。噂にたがわず、闇夜を含めどんな光線状態でも美しく撮影できるため、何処にでも連れて行くようになりました。特に、これまで苦労してきた黄昏時の写真や夜景がいとも簡単に(ほぼ)意図したまま撮れるようになり、感無量です。
ところが人間贅沢なもので、今度は簡単過ぎて「面白くない…」と思い始める体たらく。どんなシチュエーションでも間違いなく良い絵が撮れてしまう安心感と引き換えに、シャッターチャンスを逃すまいという撮影時のテンションの低下は否めません。カメラを構えてもノリが悪くて戸惑うことしきり。そんなわけで、ここしばらく銀塩写真=フィルムカメラに回帰していました。
毎月の小遣いが潤沢でないので安く上げたい→じゃあ倍の枚数を撮れるハーフサイズカメラで、という短絡思考の結果、2台のカメラをジャンク同然の価格で入手しました。

Three

真中は以前から所有していた銘機オリンパスペンの普及機。ハーフ判ならではの被写界深度のおかげでピンボケは思いのほか少なく、固定焦点ゆえにオートフォーカスに伴うタイムラグがゼロでシャッ ターチャンスに強いという、まさにスナップカメラの極致です。36枚撮りのフィルムを仕込めば最低でも72枚+アルファ撮れる気楽さで、入手当初 はずいぶん沢山の写真を撮りました。使い勝手と描写に安心感のあるこれに加え、今回両脇の2台を合計2500円で入手。出品者が”テストで撮れました”とコメントしてはいたものの、届いてみれば矢張りというか”それなり、値段なり”の状態でした。まぁとにかく撮影撮影。


【右・フジカハーフ】

Kanban

Piano

光源がボケるのはレンズのカビ曇りのせいですが、状況を選べばソフトフォーカスレンズのような効果が出そうです←かなり負け惜しみ。修理に出したら金かかるなあ… しかし看板の写真は思った以上にシャープに撮れています。色々調べてみるとこの機種、内部構造が非常に精巧で、レストア記事が沢山上げ られていました。玄人好みされるようで、中古相場はむしろ安めです。総金属製の存在感、マニュアル感覚に溢れつつも良好な操作性。状態の良いものがあれば狙い目ですね。って、誰に言っているのやら。


【左・リコーオートハーフEF2】

Half_grip

一般的なオートハーフにストロボを無理矢理付けたような格好悪いデザインですが、この機体はストロボが死んでました。ふと思いついてそこをホールドしてみたところ(私は左利き)なんとも収まりが良い!どうせ撮影時は両手で持つわけで、普段は左手に握りっぱでいられるのなら機動性はむしろ高いです。使い勝手というものは使ってみなければわからんもんです。

Mikoshi

Walk_on

これもペンと同じく固定焦点。それに加えてゼンマイ式(!)のオートワインダー内蔵で、シャッターチャンスに強い強い。フジカハーフに較べてレンズの汚れも少なく、色ノリ良くシャープに写りますが、光線漏れしまくりでフィルムが縞状に感光してます。

Malt

傷んだモルト(=光線漏れ防止の裏張り)の張替えくらいは自前でできました。しかし裏ブタ錆だらけですなあ。

Untei

おかげで綺麗に撮れるようになりました(^^


【中・オリンパスペンEE2】

Fence

Farm

さすがです。ASA400の高感度フィルムを使っても暗いところは難しいですが、2枚目など露出不足の荒れた画面さえ味と思えますね。まあ、かなり贔屓目ですが。

この3機種、いずれも自動露出ながら電池の要らないセレン光電池内蔵です。エコというかマニュアル感覚というか、電池が生きている限り何時でもいつまでも撮れると思うと、そのシンプルさも相まって長い付き合いをしたくなります。

さてハーフサイズカメラ一番の問題、たくさん撮れるとプリント代もバカになりません。近隣で最も良心的なヨドバシカメラでさえ、現像代を500円と安 く設定していますが同時プリントは1枚28円。もっと高いところでは一枚37~8円まで値が上がり、下手するとフィルム1本で3000円近くかかる計算です。安いところはないかと探してみたら、ファミマが同時プリント代込み定額980円という大変お得なDPEをやっておりました。仕上がりに一週間待たされるのもフィルムカメラならではの楽しみのひとつ(半分本気)。これからずいぶんお世話になりそうです。


もちろんデジカメも便利に使い続けますよ。半年もすればきっとまた物欲がムラムラと…

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2011.09.19

カメラの虫干し

最近は銀塩カメラで写真を撮ることもめっきり減って、それでも機械モンは使ってメンテするという一面があリ、休みの暇をみては嘗ての愛機を片手に一人でブラブラしてみます。カメラの虫干しを兼ねて、小一時間の散歩で24枚撮り一本を撮り切るペース。撮り切れなくても気にしません。

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休日出勤の折に職場の近所で撮影。使用したのはコンパクトカメラ業界である意味、一世を風靡したLeica Miniluxです。結婚前の最後の贅沢と称して、中古を5万円くらいで手に入れました。今見てもシャープで色乗りがよく、優れた描写です。ライカといえばMシリーズというのが一般的な認識でしょうが、ゼロがひとつふたつ多い価格帯。そんなものに手を出したら我が家の家計はエラいことになるので老後の楽しみに取っておく予定です…予定は未定だったりもします。

私は昔からラチチュードの広いネガフィルムのお世話になっています。取った写真を人に配る機会が多かったのも理由のひとつ。一時期ポジを使ってはみたのですが、スライドプロジェクターで観る写真にどうも馴染めず、そのまんまデジカメの時代に突入してしまいました。デジカメ写真は須らくパソコン他のモニタ上で鑑賞すると思うのですが、これはネガフィルム写真をプリントで愛でるより、ポジフィルムをスライドで楽しむ感じに近いかも知れません。透過光の元で見るカラー作品は色鮮やかで心奪われます。しかも、ポジ写真のビュワーを覗き込んだりスライドプロジェクターを用意したりという(人によっては)煩雑な作業も必要ありません。多分多くのポジフィルム愛好家はデジタルに完全移行したのではないかと思うのですが、現状どうなんでしょう。

私は今後もネガもしくは白黒フィルムを使ってゆくと思うのですが、フジフィルムがAPSから撤退を表明し、将来の見通しはよくありません。それでも、ファインダーを覗き込んで写真を撮る作業は、液晶モニタを見ながら不安定な構えでシャッターを落とすデジカメ撮影より被写体に集中できる感じがして今でも好きです。最近、飛蚊症がひどく(後部硝子体剥離を患って10年経ちます)目に若干の不安を抱えていますが、目を労わりつつもファインダー越しに”切り取る”作業は続けたいものです。

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2011.07.01

P + R = (^^

HOYAとリコー、ペンタックスブランドの譲渡について会見

吸収合併といえば企業としての終末を想起させる寂しいものになりがちですが、長年いわゆる”ペンタ党”である身としては朗報に思えます。下手な海外企業に、通りの良い”PENTAX”ブランド名だけ買収されて乱用されるような最悪の事態を思えば、かつてレンズのKマウントを共有した縁もある国内メーカー・リコーが相手なら安心できると言うものです。

前の親会社・HOYAがデジカメ部門にどれほど期待していたかは知りませんが、同じくペンタックスの内視鏡部門だけを残して売却したことからすると、やはり採算が合わず重荷だったんだろうと思います。今回の事業売却は双方にとってハッピーなことなのでは。

カメラメーカーの老舗でありながらシェアが上がらない中、K-5K-rといった力作を生み出してきたペンタックス開発陣にとっては、コンデジ専業と言えるリコーとの合併は良い方に働くのではないかと期待できます。素人考えではありましょうが…

しかし、いずれにしても厳しいデジカメ業界。かつてのコニカ+ミノルタのように、合併までして結局消滅なんてことにならないことを祈ります。いや祈るだけでなく、もっと売上に貢献せねば。とにかく小(ち)っこいPentax Qは実に魅力的ですが、ダブルズームで5万円台まで落ちてくれればなあ… とはいえ、こうしたデジカメの価格下落こそ弱小メーカーが危機に晒される理由でもあるので、あんまり文句を言ってはいけないのだなあ。

追記: 同じくペンタックスの新製品(正確には搭載された機能)”アストロレーサー”も面白いです。昔、赤道儀を使って星雲を撮影したりしたこともあったんですが、これが結構大変で。予算さえあれば、全国の天文部顧問の先生方がこぞって購入されるのでは(^^

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2011.01.16

冬日

うう寒い。こんな冬日に外に出るつもりはなかったけれど、裾上げに出した裏地付きパンツは明日からの通勤に必須なので(ジジ臭くてすみません)、回収がてら自転車で外へ。出てしまえば勢いがつくもので、ここしばらく走っていない近所の10kmコースを逆向きにたどってみることにしました。

件の右膝(正確には右下腿裏)の痛みはストレッチで何とかなると判明したものの、心肺機能と気持ちがまだ追いつかず、現在の走行距離は5、6km程度。せめて春までには10kmくらい平気で走れるようになりたいものです。

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景色に色彩の少ない季節ですが、少し思い立って古いデジカメを持ち出しました。8年も前のコンデジながらRAWファイル保存ができるこの機種ですが、その機能を使ったことがなかったんです。最近ようやくAdobe RGB対応のモニタを(もちろん中古で)導入し、RAW現像をぼちぼち始めたので使ってみたかったわけ。

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先の写真もそうですが、基本ラチチュードの狭いデジカメは、フィルムカメラに較べると逆光が苦手です。最近は画像処理で擬似的にラチチュードを拡げようという機能が普通に搭載されていますが、好みの光加減に仕上げるにはRAW現像が一番。慣れないうちは一寸面倒くさいんですけどね。上の写真は中央奥の夕焼け前の雲の色を重点的に、手前の景色が潰れぬよう現像してみました。

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上がjpeg撮って出し。カメラ任せのこちらの方が見栄えのする色合いですが、雲の描写が不自然っちゃあ不自然です。下がRAW現像、空はいいんですが建物の屋根色が消えてしまいました。もうちょいうまいことパラメータをいじれば更に良い現像ができましょうが、まだまだやねえ。


道すがら、前から気になっていた古本屋2件にも寄ってみました。一件目はフツーに小ぎれいな新しめの店で、ゲームソフトなんかも併売する若い兄ちゃんの店。いい塩梅に狭く、本も選びやすく落ち着けます。おすすめ本のコーナーで、半年ほど前の新聞に、とある書店のPOPから口コミで徐々に売り上げを伸ばしてきたと紹介されていた「ルームメイト」なる文庫本を150円でゲットしました。あまり読まないミステリ分野ですが、後でネット漁ってみると評判いまひとつやなあ(汗) まあ、ちょっと前に映画にもなった「半落ち」なども話題になった割にはオチが拍子抜けだった記憶があるので、期待し過ぎず読んでみますか。

もう一件は古本屋というより古書店タイプで、店頭のワゴンセールで昭和初期の教科書がタタキ売りされているようなぶっ飛んだ店でした(笑) 入ってみると、まさに古本の坩堝(るつぼ)。棚の中で本が地層を作っている感じで、選ぶと言うより掘り起こす感覚で背表紙を確認するような、そんな感じ私は大好きです。そんな中、何やらエロ本コーナーらしきところに昭和27年発行の隠語辞典なるものが置いてあり、内容もそれなりにヤバい感じでちょっと欲しかったんですが(おーい)、他の客の目もあって今回はパス。店の写真撮りたかったなあ。

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古本屋の近所に蔵のような造りの古家発見。同じ筋に骨董屋があったり、どうやらこの界隈は古い町並みが残っているようです。改めて徒歩で来たいところ。

Milky

おまけ。家に帰るとミルキーロールが待っていました。甘味々々。

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2010.12.30

悪くない、ていうか良い/FinePix F300EXR (2/2)

嫌いじゃない、ていうか好き♪ みたいな。

自分はフジフィルムのカメラが好きなことを自覚しているので、公平性に欠けるのを承知で書きます。
実はこの機種、ネット上での評判が今ひとつなんです。「画質が悪い」「暗所に弱い」「電池の持ちが悪い」とか何とか。でも本当にそうなの?

こうした評判は恐らく、フジフィルム製品の過去の頑張りから来る期待の裏返しだと思っています。

【画質】
前機種であるF200EXRが画質を売りにしていたことで、型番から後継と思われていたF300には更に高画質な大型CCDが搭載されるかも、という憶測があったようです。しかし実際には更なる高画質化とは異なる方向性で開発されていて皆ガッカリ、というのが凡その流れかと。でも、もともとがGR DIGITALやS95といったいわゆる高級コンデジとは異なるラインナップでしょ?みなさんコンデジの画質にどこまで期待するつもりなのか。当倍表示で粒子性やノイズがどうとか、見た目バランス良くちゃんと撮れてたら別にええやん!と思います。

【暗所に弱い】
というより強くはない。過去のラインナップであるFinePix F10,11,30,31が高感度撮影に超絶強かったので、そのころの栄光が忘れられず…といったところでしょうか。(私もF30を未だに愛用しています) 画像処理EXRの技術だけでは現在主流の裏面照射CMOSの高感度画質で及ばないのは事実で、夜景好きな私もこれは頑張って欲しいです。ただ、その裏面照射CMOSは技術的な使いこなしが難しく、通常感度での画質はCCDに未だ及ばないと聞きます。トータルで考えると、現状では暗所に強い←→昼間の画質が良い はトレードオフなのでは?(一昔前の、大きく画素数控えめな撮像素子を使ったデジカメの方が、このあたりのバランスは良かったような気がします。)

【バッテリー寿命】
これも過去機種F30あたりだとCIPAの共通規格で一回充電当たり580枚という長寿命だったのが、F300では250枚に減っているのが不満の原因かと。薄型化のあおりで電池サイズが小さくなったので仕方ないです。この枚数でも余程ガンガン撮るのでなければ予備バッテリーは必ずしも必要ないし、10年前のモデルで撮影枚数が100枚持たなかった事を考えれば、積み重ねてきた省電力化技術は十分生かされていると思うのです。

あと”レリーズタイムラグが長いからシャッターチャンスを逃す”みたいな書き込みが某掲示板であったような気がするのですが、大きな間違いです。言葉の定義を誤っておられるのでしょうが、実質ゼロに近い程だと思います。ていうか、デジカメのモニタに写る絵自体がリアルに起きている事象からコンマ数秒遅れているわけで(カメラの前で手を振るとよくわかる)、それを考慮せずシャッターチャンスを逃しているというのだったらそれは使いこなしが悪いんじゃないのかと思います。人の反射神経にもAF合焦スピードにも限界があるのだし、そこは無限連写とかサイクル連写とか置きピンの出番でしょう。(残念ながらF300では置きピン出来なさそうですが) 


本音を言えば、レンズ由来と思しき画質の悪さは多少あると思っています。フレアや光源撮影時の滲み、ズーム端でのシャープネスとか(画質ではないけれど最短撮影距離の長さも)… でも、こんな小さなレンズユニットでこれだけのズーム比を実現した利便性を考えれば納得できるものです。何とかなりそうな要望点を言えば、動画撮影中にズームが使え、さらにAFが追従してくれるのはいいけれど、暗所ではピントがフラついてやや見苦しかったのももう少し頑張って欲しい。フルHD対応を含めた動画画質の向上は今後の機種に期待したいです。CCDだと難しいかもですが。

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Nightscape

それにしてもほんま、手軽で便利ですわー。機能満載の器量良し、末永く…といっても数年単位でしょうが、いつも連れ歩いて愛でたいものです。

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悪くない、ていうか良い/FinePix F300EXR (1/2)

前にも言ったように衝動買いは文化です。カメラのキタムラ・旧機種下取り3000円を利用して実質2万ちょっと。ボーナスも自由に使えない自分にクリスマスプレゼントといったところでしょうか。(一体誰に言い訳をしているのか)

Body

Console

まずデザインが凝ってます。曲面を多用してグリップしやすさに配慮しつつ(基本小さいので手狭ですが)、所有欲を満たしてくれる精悍な仕上がりです。思わず撫でさすりたくなりますね。といってキヤノンのアレのように全体に丸過ぎて自立できないようなことはなく(笑) とにかく、持っているだけで嬉しいのは趣味のブツの基本です。

三脚穴がボディ底面の端ではなく真ん中にあるのも、三脚使用時に安定していそうで何となく好印象です。また前機種のF80だとストロボがレリーズボタン下だったので、グリップした右手の指で覆ってしまいがちだったのですが、左上に移動してこれも良い感じ。コマンドボタン周りに配されたジョグダイヤルは軽くて操作性良好、操作前に必ずワンクリック必要な仕様なので、やはりキヤノンのアレみたいに勝手に設定が変わってしまうことはありません。 
※別にキヤノン嫌いじゃないんですが。最大手なのにブサイクな、もっと頑張れという想いを込めて。S95では改善されているとのことですし。

いわゆるコンデジのボディサイズで10倍前後、ブリッジカメラ然としたスタイルで15~30倍ズームというのが最近のトレンドですが、ズームレンズの後玉を動かす工夫をして薄く仕上げたこのコンデジは24mm相当の広角から始まる15倍ズームと欲張ってきました。しかし最大の売りはズーム比ではなく、お家芸の独自CCDで”迷わない”オートフォーカスを目ざしたこと。確かにAFが速い速い。

コンデジの基本が手軽で、ピントが良く合い、失敗なく撮れることだとするならば、AFが速く正確なのはとても大事なことで、ここに注目してスペックアップしてきたフジフィルムは流石だと思います。他者に真似のできない特殊な技術で、これはCCDを自社開発している強みですね。

ズームもコンデジでこれだけあれば言うことありません。おかげでこんな写真が手持ちで楽に撮れてしまいます。

Sunset

Abc2


Moon

いずれもノートリミング。月の写真はマイナスの露出補正をめいっぱいしてますが、それにしても夜ですよ?手持ちですよ?すごい時代になったものです。

逆に、多分これ以上ズームが効いても、コンデジスタイルだと手ブレがひどくなって使いこなしが難しくなる印象です。特に夜間にズームで撮影するのは、強力な手ブレ補正が搭載されていてもやはりきつい。そういう意味では若干オーバースペック気味? 必ず両手でホールドする、ミニ三脚を併用するなど気に留めて使いたいところです。 
<続く>

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