カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2011.03.12

2011.3.11

心のどこかで、阪神淡路大震災を超える大災害など私が生きているうちには起きないだろうと思っていました。発生から一日半と経っていない今、被害は漸く全貌を見せ始めたに過ぎません。

もどかしいですが、関西圏に住まう我々は今、ただ見守るのみです。貴重なインフラを浪費することを考えれば、個人的に駆けつける術があったとしてもするべきではない。なにより明日になれば、己の日常が否応なくやってきます。

動くべき時が来るなら自ずと知れましょう。せめて義援金くらいは、可能な範囲で十分尽くしたいと思っています。

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2009.04.25

町の本屋さん(その2)

職場の最寄駅近辺には昔、2軒の本屋があったんです。うち1軒は大学時代よく通っていたのですが、もう10年も前に閉店。駅裏にあったもう1軒も、つい最近暖簾を下ろしてしまいました。

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高架下通路に面して書棚をドーンと置いて雑誌を陳列。今時珍しい大胆な店構えで、万引きとか多いんじゃないかと心配でしたが、半年ぶりくらいに足を向けたらドラッグストアに変わってました。寂しかったなあ。

仕事帰りに立ち寄る本屋は他にないものか、と探してみたらホントに少ない。かろうじて、帰り道とは逆方向、5分程歩いたところにあるオフィスビルの地下に1軒ありました。

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ビルの地下に小じんまりと色々な店が並び、商用スペースとしてひととおり完結している感じの一角にあります。さすがに狭いですが、全ての書籍が手の届く範囲にある感じは町の本屋そのもので、思わず雑誌を1冊立ち読み。その間、オフィスの人らしき客が定期購読雑誌を取りに来たりしていました。幸い店番のおばちゃんもうるさくなく(笑)、続けて20冊ほど並べられた新書のタイトルを眺めつつ中身をパラパラ…こんなこと、大型書店だと品揃えに圧倒されてしまって、やろうという気にもなりません。次に文庫本コーナーへ。メジャーな藤沢周平とかでも数冊しかありませんが、前に映画になっていた「蝉しぐれ」あたり一寸手が出そうになりました。いかんいかん、積ん読の元。

書店の棚というのは店主、あるいは担当店員の”作品”なのだそうです。限られたスペースを埋める品揃え、陳列法、POP… わざわざ本屋に足を運んでくれる客の目に、自分の勧めたい本がいかにアピールするか。そういう工夫に乗っかって、全く初見の本に手を出すのもまた楽し。
ベストセラーをネットで買うのもいいけれど、今、目の前にある本が”面白そう”だから買う。これこそ本当の意味で”本との出会い”じゃないの?なんて思ったり。 …偉そうに言うなら、もっと本を読めと自分にツッコミ(笑) 当面、上橋菜穂子”守り人”シリーズの文庫新刊待ちです。通勤カバンに入りっぱなしの 中島らも を先ずやっつけねば。

本屋を愛する人は、このマンガ読むと面白いと思います。→ 久世 番子 「暴れん坊本屋さん」


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町の本屋さん(その1)

電車通学だった中高生の頃、利用していた阪神電車の最寄駅は駅前にパン屋と本屋しかなくて、電車待ち時間の寄り道といえば買い食いか本屋で立ち読みでした。今よりずっと本を読んでいた時期で、良さげなタイトルをパラパラめくっては題名をメモし、後日古本屋で漁る、みたいな感じ(^^; ヒマに明かせて全く知らない分野の雑誌をめくったり、まだビニールを被せる習慣のなかったマンガ単行本をひとしきり読み込んだり。もちろん、たまには買ってました。そんな思い出もあってか、本屋さんに入り浸るのはけっこう好きです。

「本屋の匂いが好き」という話はよく聞きますが私もそうです。あの匂いをかぐと、しばらく俗世間から離れて自分だけの世界に入れる感じがします。そしてそんな空気を満喫したいなら、大型書店やチェーン店ではなく断然”町の本屋”が良いです。
今の家に引っ越すとき、諸々の条件をクリアした候補地から選んだ理由のひとつがコレだったりします。最寄駅ふたつの一方の駅前に1ヶ所、もう一方の駅前から続く商店街の中に3ヶ所と、今や希少価値さえ感じられる町の本屋さんが近所に4ヶ所もある生活はさぞ楽しかろう…などと考えたわけです。(引越し時期に前後して、ひとつは閉まってしまいましたが)
それぞれの駅前には、上記とは別にブックファーストが一軒ずつあって、売れ筋の品揃えはいいし便利に使えますが、こうした店はどこに行っても雰囲気が同じで面白くないですよね。で、そこから歩いて2分の距離にある本屋によく通っているのです。

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改札からの距離はブックファーストより近いけれど、横断歩道を渡らなければいけないので立地的には若干不利。そのせいか、閉店時間をブックファーストの21時よりも遅い22時半に設定したりして頑張っているようです。売り場面積は絶対的に小さいし、コミックの新刊は全てが入るわけじゃない。欲しい本が必ず見つかるわけではないけれど、それでもなるべく通います。

「ネットで評判のあの本が読みたい」というニーズに応えるには、大型書店の方が絶対的に有利。卸業者にしてみても、売上実績がある店にこそ商品を卸したいから、小売店である町の本屋では人気作品の在庫を潤沢に揃えるのは難しいでしょう。加えて万引き被害の大きさに耐えられず、店を畳む書店も最近多いとか。
だから本を買うとき(私の場合はコミックが大半)は、なるべくブックファーストではなくこちらの本屋さんで買うことにしています。といっても、私の好むマイナーな作品は入荷していない事も多いので(汗)鉄板で入っているメジャーな連載作品に限られますが、それでも月に二、三千円くらいは売上に貢献しているはず。ポイントカードもよく貯まります。店番のおねえさんは私の顔を覚えてくれていて、「コミックカバーは不要です」と言うまでもなく裸で手渡してくれます。ちょっとしたことですが、また来よう、という気になりますよね。 (続く)

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